こちらのイベントは終了しました。ご参加いただき誠にありがとうございました。
この度、S-HOUSE Museumでは、織田信長や豊臣秀吉と同じようにサラリーマン自らの戦場であるオフィスで茶を点てる団体「給湯流茶道」の谷田半休氏をお招きし、オンラインでトークショーを行います。S-HOUSE Museumの花房香、ゲストに『ナリワイをつくる』著者・伊藤洋志氏も参加し、S-HOUSE Museum所蔵作品についてトークします。オミクロン株の流行で外出も難しい今。岡山市の住宅街にあるS-HOUSE Museumをオンラインで鑑賞して楽しみませんか?
■詳細
・日にち:2022年2月26日(土)
・時間:15:00~16:00
・YOUTUBEライブ限定配信(ライブ配信後、2週間視聴可能)
■参加料
1,000円(ライブ配信+2週間視聴可能)
以下のリンク(Square決済)からご購入下さい。ご入金された方にYOUTUBEの限定リンクでお知らせします。
給湯流茶道(きゅうとうりゅう・さどう)
慶応義塾大学総合政策学部卒業。会社員をしながらサラリーマンとOLへ向け、彼らの戦場であるオフィスビルの給湯室で抹茶を点てる茶道ユニット「給湯流茶道」を2010年結成。利休の時代、信長や秀吉が戦陣で茶会をしていたというエピソードを現代に再現し、グローバル経済と戦う人たちの職場で抹茶を点てることにこだわる。フジテレビ、テレビ朝日、文化放送やCNN、BBCネットニュース、婦人画報や日経新聞などに取り上げられる。ロンドンやニューヨークの会議室や、金沢21世紀美術館、廃線になる鉄道の駅、阪急百貨店、道後温泉のストリップ小屋など、国内外で茶会を行う。シブヤ大学やUPLINKで日本文化の講座も企画。小学館・日本文化ウェブマガジン『和楽web』で執筆中。
伊藤洋志(いとう・ひろし)
仕事づくりレーベル「ナリワイ」代表。香川県出身。京都大学農学部森林科学専攻修士課程修了。やればやるほど技が身に付き、頭と体が丈夫になる仕事をナリワイと定義し、次世代の自営業の実践と研究に取り組む。
「モンゴル武者修行」、「遊撃農家」などのナリワイに加え、野良着メーカーSAGYOのディレクターを務め、「全国床張り協会」といったナリワイのギルド的団体運営等の活動も行う。「働く人のための現代アートコレクションを学ぶ会」共同主催。著作『ナリワイをつくる』(東京書籍)は韓国でも翻訳出版された。ほか『小商いのはじめかた』『フルサトをつくる』(ともに東京書籍)。
花房香(はなふさ・かおる)
<現職>
S-HOUSEミュージアム 館長
宮脇愛子記念・花房財団 理事長
岡山県・岡山市教育委員会スクールカウンセラー
山陽学園大学・短期大学 非常勤講師
旭川荘厚生専門学院 非常勤講師
<履歴>
1951年岡山県生まれ
法政大学文学部卒業、神戸芸術工科大学大学院単位取得満期退学、岡山大学大学院修了(小児神経)
臨床心理士、公認心理士、医学博士
岡山県職員として臨床心理の現場に36年間勤務。その間、日本芸術療法学会長徳田良仁の推薦でアメリカにおける絵画療法研修の機会を得て、当時ニューヨークで活躍していた荒川修作、篠原有志男らとの交流を重ねる。
<プライベートコレクション>
芸術療法に関わる過程で、第二次大戦後の廃墟の日本の芸術家、建築家、音楽家らを世界のトップランナーとして送り出した瀧口修三を知り、氏から影響を受けた芸術家、建築家、作曲家などを直接訪ね作品をコレクションすることを続けている。
<S-HOUSEミュージアムの設立と運営>
心理療法と現代美術コレクションを続ける中で、現代の美術館の展示形態が科学研究では評価の低いRetrospective(後ろ向き)や多数の芸術家を紹介する横断的な展示でしかない点に疑問を感じ、研究分野ではProspective(前向きと)呼ばれる形式に注目し、2016年、芸術家を決めて芸術家たちに伴走するように年ごとに変化し続ける作品を収集、展示し続けるS-HOUSEミュージアムを開館、現在に至っている。
<奈義町現代美術館の設立と運営>
先祖伝来の墓所である岡山県北の奈義町の町長・黒田貞太郎氏より美術館設立と運営について相談を受け、都市部からの直通交通機関の無い地域であっても、“瀧口修三の目指した、時空を超えた世界的芸術空間体験が可能である美術館”を提案し、建築家・磯崎新の提案・協力を得て世界初のサイトスペシフィックな美術館、奈義町現代美術館(Nagi MOCA)をディレクション、1994年の開館より2年間主任学芸員として勤務し運営の基盤を築いた。